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稲船敬二(いなふね けいじ) 「ロックマン」シリーズ「鬼武者」シリーズ「デッドライジング」シリーズ等数多くのゲームを産み出してきたゲームクリエイター。


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行動力

いろんなことを考えていて、良いことを思いつくことがある。

「ああ、こんなことすればきっと面白いな」

でも、思いついたことの100分の1も実行出来ずにいることが殆んどだ。

良いアイデアだけど、時間がない。お金がかかりそう。一緒にやる仲間がいない。

なんだかんだ言い訳をして実行に移せないのが現実なんだよな。

先日、うちの中学3年生(受験生)の息子が、コンサートをした。
そう、友達とバンドを組んで学校の友達を呼んで公民館でコンサートをした。

去年の夏頃、友達とバンドを組むと言いだし、ギターをねだられた。
受験生がなんで今バンド? 最初はダメだと反対したが、まあ勉強だけが大事なものでもないし、とにかくやりたいことをいろいろやらせてみようとギターと練習場所を提供した。

その後、友達と休日になると練習を繰り返して、なんとバンド結成6か月にしてステージに上がった。

高校生の他のバンドメンバー募っての5組で開いたミニコンサートだったけど、その姿を見てて大人である自分自身が少し恥ずかしくなった。

最初、バンド結成の話を聞いた時、出来る訳がないと勝手に決め付けた。
オリジナル曲を作って練習すると言った時、カバーで良いのに早すぎると思った。
コンサート開くと言った時、恥ずかしい、バカなことは止めろと思った。

でも、その全てを息子たちは立派にやり遂げた。
もちろん素人臭く、ぎこちない面もいっぱいだけど、そんなことよりやりたいって思ったことをやり遂げる「行動力」に脱帽した。

大人になると「常識」って壁を勝手に作って、やりたいことも我慢したり諦めたりすることが当たり前になっている。

子供の方が素直にやりたいこと、面白いことにチャレンジする「行動力」があるんだって実感できたよ。

大人はいつも結果ばかり気にして、やる前から失敗や出来なかった時のことばかり考えてしまうものだよ。 結果はあくまで過程のあとのオマケくらいに思えば、もっともっと過程を楽しむことが出来るのにって思う。

本当に子供に教えられることが多い。

高校生たちのバンドの演奏を聴いていて、営利目的ではなく自分たちの可能性を楽しんでいる姿に本当に感動したよ。 
高校生バンドグループに混じって唯一の中学生バンドの息子たちも練習の関係からたった一曲のオリジナル曲の演奏だったけど、緊張しながらも楽しんでいたのは本当に良かった。

俺も息子たちには負けられないって、気を引き締めたよ。

また子供たちから元気と勇気をもらった^^
# by INAFKING | 2011-01-11 21:05

新しい年、新しいスタート

新年あけましておめでとうございます。

新しい年になったね。
なんか、すがすがしいというか、新しいスタートだということが実感できていいね。

毎年迎える新年以上に新年らしくていい感じだよ。

今年は、本当に新しいことに恐れずチャレンジしていこうと思う。
新しいこと以外にこの停滞したゲーム業界のモヤモヤをぶち破ることは不可能だもんね。

人間、ついつい無難な方向へ流れがちだし、無難なことやいつものことをやっていたら安心してしまいがちなんだよね。
でも、いつものことやってても失敗する時は失敗するし、想像以上の飛躍は望めないんだよな。

よく、俺が昔からみんなに言ってきたこと。
「あなたは成功したいの?それとも失敗したくないの?どちらかの道しかないよ。成功したければチャレンジしな。失敗したくないのであれば何もしなくていい。」

失敗しないで成功なんて虫のいい話はない。
失敗を恐れないから成功がある。

織田信長が失敗を恐れながら「桶狭間」今川義元には挑んでいないはず。勝ち目より、勝てるチャンスに賭けたのだと俺は思っている。

今年の稲船は今まで以上にアグレッシブにチャレンジしていこうと思っている。
もちろん、やけくそとか無謀とかではなく、勝てるチャンスがあれば迷わずスピーディーに誰よりも積極的に攻めていきたいと思っている。

いつかではなく、今チャレンジする気持ちをもって挑むよ。

さぁ、新しいスタートだ。 やるよ。
# by INAFKING | 2011-01-01 21:46

節目

2010年もとうとう終わり、明日から2011年、新しい年が始まるね。

2010年は俺にとってなかなか印象深いというか、激動の年だったなぁ。

人生における大きな節目であったことは確かだ。

今日は、2010年最後の日なんで、ちょっと今年を振り返ってみようかな。

今年は、本当にしんどかったな。
仕事やってもやっても終わらなくて、どんなけ働いたか。
人間には限界がないのかって思えるくらい働いた気がする。

でも、誰のため、何のため、その先は?

そこが自分自身納得出来ずに働いていた1年だった。

本当はそんなこと考える必要もないし、とにかく1年1年頑張ればいいのかも知れないけど、1度そんなことを考え始めると止まらないのも確かで、納得出来る人生をおくりたくなった。

考え、悩む1年を過ごして、俺は目覚めた気がしている。

2011年は、もう悩まず、思った道をどんどん突き進むだけだ。

今までやっていたことを変える必要もないし、やっていたことだけやればいいって訳でもない。
やれなかったことや、やってみたかったことにもチャレンジするし、やるべきこともきっちりとやっていきたいと思う。

初心にかえり、1年生の気分でやるべきことをやっていこうと思う。

本当に今年1年は、いろんな人に迷惑や心配をかけて申し訳なく思っています。
いつも、こんな稲船を応援してくれている人たち、気にかけてくれてる人たち、見守ってくれている人たち、本当に有難うございます。

来年は、もっともっと皆さんの期待に応えられるように頑張り続けますので、見ていてください。

2011年、飛躍の年にしてみせます。
# by INAFKING | 2010-12-31 14:24

歴史先生

最近、俺の先生は「歴史」が多い。
昔のことから今を学ぶって凄く大事な事だと思っている。

世界中に歴史があり、成功や失敗を繰り返して今がある。

成功はなかなか真似出来ないけど、失敗は参考になることも多い。

戦や戦争での失敗は、たいてい愚かなことによる失敗が多いように思う。
そこにいつも権力争いや、手柄を誰が立てるか、誰の権限か、なんてどうでもいいことでもめてる間に敵に攻め込まれたりとか、チャンスを逃したりしていることも多い。

もし、あの時こうしてたら、歴史は変わっていたのになんてよく聞くけど、たいていそんな馬鹿げたことでもめるような人たちは、そこで勝ってもまたすぐ次の決断でしくじるからきっと歴史は変わらないんだと思う。

愚かな人間が愚かな自分に気づかないかぎり、失敗は繰り返すんだと思うな。

人間は「忘れる」って能力を持っている。 この能力が人間を強くしている。
忘れるから失敗にいつまでもくよくよせず生きられるし、また頑張れる。

しかし、忘れてはいけない事もある。
間違いを繰り返さないことは本当に重要だから、間違ったことは忘れないようにしないと。

で、間違う前に、その間違いを正してくれる教科書、それが「歴史」なんだと俺は思うんだよな。
歴史は何のために勉強するか子供のころには分からなかったけど、歴史はただの知識って考えずに間違いの例題集だと思えば納得できるように思う。

権力を手にした人物がいつも何につまずくのか?

あれだけ信用していた仲間をなぜ人は裏切るのか?

いろんなことが歴史の中にある。
当然、文書に残して伝えていくためにより英雄像を際立たせたり、より極悪な人間にしたてたりと脚色された歴史になってたりするだろうけど、歴史上の人物を使って本当に伝えたい意味みたいなものを込めて書かれたりしていると思うんだよね。

源義経にしても、織田信長しても、坂本竜馬にしても、本人以上にドラマチックに伝わっているだろうが、その方がより勉強になると思うんだ。

「歴史」をそんな風に考えながら「司馬遼太郎」を読むと本当に勉強になるよ^^
# by INAFKING | 2010-12-27 22:02

大人の勉強

子供のころ、学ぶといえばもっぱら学校。 先生から教えられることが多かった。
先生の言うことを疑いもなく信じ、憶え、そして大きくなった。

大人になって、学ぶって? 誰が教えてくれるのだろう? 先生はもういない。

大人は勉強しなくていいのか? 人生死ぬまで勉強ってよく聞くなぁ。 大人も学ばなきゃいけないはず。 でも誰から?

仕事をするようになって、新人のころは先生がいるよな。 先輩って名の先生。 いろんなことを教えてくれた。
で、何年かしたらその先生もいなくなって、後輩って名の生徒ができる。

上司は先生なのか? いや違うな。 上司は先生ではない。 教えてくれることもあるが、上司の指示で仕事の成果をだすのが本来の姿。 教えてもらうものではないはず。

では大人は誰から学ぶのか?

以前、台湾に行ってイベントに参加したとき、気づいたことがあった。
ゲームのイベントでゲストとして招かれ、トークショウやサイン会があった。

会場の垂れ幕に「稲船敬二先生」と書かれていた。

日本では「先生」って言葉は「学校の先生」「お医者さんの先生」「弁護士の先生」「政治家の先生」など、限られた職種にしか使わない。

でも中国では、「様」と同様くらいの意味で「先生」が使われているようだった。

考えてみたら、「先生」って押し付けるものではなく、学びたい人が選ぶものなのだと思う。

人生を自分より長く生きている年上の人や、自分の職業と違う仕事をしている人、成功をおさめている人は当然だけど、成功するためにいろんなチャレンジをしている最中の人。
そんないろんな人から学べるんだと思う。 世界中に「先生」はいるんだと。

子供のころは「先生」を決めてもらわなきゃ学べなかったけど、大人になったら先生は自分で決めるんだ。 身近にもいい先生はいるし、会ったことのない人からだって学べる。
「スティーブ ジョブズ」の本を買って読めば、彼の考えが学べる。

このブログを読んでくれている人も全員が俺を知っている訳でも、会ったことのある人でもない。
でも、俺が書く文章から稲船を知り、稲船の考えを少しづつ学んでいく。

「先生」は何処にでもいるんだ。
大人は「先生」を見つけ、自分自身で学ぶことを欲することが大事なんだと思うよ。

大人は口を開けて餌が投げ込まれることを待つのではなく、自分で獲物を見つけそれを狩って自分の力で空腹を満たすものだ。
学ぶっていうのも「知識」の空腹を満たすことだと思う。

教えてくれないのではなく、自ら知識を奪い取るものだ。

大人になろうぜ。
# by INAFKING | 2010-12-24 11:54