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稲船敬二(いなふね けいじ) 「ロックマン」シリーズ「鬼武者」シリーズ「デッドライジング」シリーズ等数多くのゲームを産み出してきたゲームクリエイター。


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双子の喜び

再三、このブログ上で言ってることだが、稲船家には双子の娘がいる。
双子と言っても「一卵性双生児」と呼ばれる全く顔も形も同じように見える双子ではなく、「二卵性双生児」で顔も身長も性格も違うタイプの双子である。

まあよく、そっくりだとか似ているとか言われることもあるから似たも姉妹なのかもしれないけどね。

双子と出掛けるとよく、「あ、双子だ!可愛い。」って言われたりする。
他人事で見る分にはまさにその通りで、もの珍しくて可愛いものだ。

しかし、いざその双子を育てるとなると、可愛いってだけではなくて、その苦労たるや双子をもった親にしかわからないものがある。

なんでもかんでも一度に訪れるのが双子。
赤ん坊の時なんて、泣き出したら二人同時。ウンコもオシッコも二人分なんでいつもオムツ替えてる感じ。
お風呂に入れるのも一人でも大変なんだから二人同時はどうしていいのかわからなかった。

大変なことだらけだから、家族総動員。お兄ちゃんもお祖父ちゃんもお祖母ちゃんも使えるものは全部使わせてもらった。
本当に苦労かけて申し訳なかったと思っています。ありがとう家族。

まあ、そんな苦労に苦労を重ねた分、双子のは大きな特典がある。

苦労は2倍で済んだけど、その苦労によって得られた「喜び」は2倍どころではない。
一度に同時に見られる笑顔、それから二人から感じ取れる愛情、すべてが何倍もの「喜び」となって返ってくる。
今も苦労がない訳じゃないけど、その後の喜びのこと考えるとそんな苦労は苦労とは感じないと思える。

きっと双子や三つ子などの多胎児を持つ親はみんな同じ気持ちだと俺は思っている。

そんな双子から学んだことを今、俺は実行している。


カプコンを辞めて、会社作った。

「comcept」って会社と「intercept」って会社。

同時に二つの会社を立ち上げた。そう、双子のような会社。

二つの会社は似ているけど、微妙に役割の違う会社になっている。
まさに「二卵性双生児会社」

多くの人が無謀だとおもうだろう、そして無理せず一つの会社を軌道にのせてからもう一つ作ればいいのにって言うだろう。

まあ、俺も双子の親でなければそうしたかもしれない。
双子のメリットを知らなければ、無理をせず無難に会社運営したのかもしれない。

大阪と東京に二つの会社。「cept」つながりの双子の会社。
苦労は当然二倍。 かかるお金も二倍。 立ち上げには苦しい部分もいっぱい。

まあ、でも同時だからこそ出来ることや、やれることもいっぱいあるし、二つの会社の成長を同時に見れるのは楽しくて仕方がない。

そんな「双子会社」はまだ生まれたばかりの赤ん坊だけど、俺が今まで積んできた経験と実績、それから今まさに経験していることを最大限に活かして2倍の苦労で何倍、何十倍の喜びの得られる会社にしていこうと考えてるよ。

オムツを替えるのも、お風呂に入れるのも大変だけど、そんな大変な稲船と苦労を共にしてそして喜びを分かち合いたいって思う奇特な人がもしいたら、二つの会社のホームページから連絡をください。
本当にみんなの力を借りないと俺独りではお風呂にも入れれないんだよ^^

しかし、こうやってやっと双子会社のことを公言できて清々しい気分だ。


今、日本が大変な事態に陥っている。 そんな中、自分自身が出来ることを真剣に考えた時、今立ち上げた新しい会社が、あたらしい力が、ゲーム業界を変え、エンターテイメント業界をもっともっと大きくし、日本経済の発展のために貢献できることが一番のように思う。

復興のためにやれることは日本経済を強くし、復興のための支援をすること。

いつまでも落ち込んでいる場合ではなく、自分たち一人一人が復興のために何が出来るかを考えることだ。
とにかく働ける我々が日本のためにいっぱい働き、復興のために使える税金をいっぱい納めることも出来ることの一つではないか。

comcept、interceptの二つの会社も頑張っていっぱい国に税金を納められるようになりたいと思っています。

復興に役立てるように、真剣に頑張っていきたいと。
# by INAFKING | 2011-04-04 12:06

現実から学ぶ

震災の日、俺は大阪にいた。
金曜日は普段なら東京にいること多かったんだけど、たまたま朝から大阪に戻っていた。

大阪でも少し揺れた。 まあ震度は大したことなかったけど、長い揺れだったんで結構感じた人は多かったと思う。

また地震かって程度にしか思っていなかったことが、東北中心に大変なことになっていた。

45年間生きてきて、日本全体を巻き込んだ確実に一番大きな衝撃の出来ごとだと思う。

戦争の経験のない自分たちには「一大事」って本当の意味を理解していなかったように思う。
その「一大事」が突然襲ってきて、どうしていいのか分からなかった。

しかし、日本人の「当たり前」を海外のニュースで取り上げられてたのが興味深かった。

被災地で「強奪」がないと。

こんな酷い状況下でそんな行為が出来る人間の方が不思議だと日本人は大半が思っている。
もちろん悪い人がゼロとは言わないが、日本人はいつも礼儀正しい。
日本人に生まれてきて本当に良かったと思える瞬間でもある。

しかし、海外から多大な援助や支援が寄せられていることは本当に嬉しいことだと思う。
それから沢山の企業も進んで支援してくれているのを知ると、日本それから世界も捨てたものではないと思えて嬉しい。

この「痛み」を被災していない人々が自分自身に置き換え、今なにをすればいいのか考えているんだなって思えるのも嬉しい。

今週、震災後初めて東京にきたけど、電力不足のため全ての店舗、オフィスビル、地下街の電灯が間引かれていて薄暗いのに驚いた。
TVのニュースでは知っていたが、関西に暮らしている人々には実感出来ていない現実があった。

不便な状況下にはあるが、この現実を「不便」と感じるか「便利」と感じるかは基準の置き方次第のようにも思った。

「便利」すぎる世の中であったのは確かで、本当の意味での「エコ」体験だと思える一面のあるように思った。

なんの支障もない西日本も考えないといけない局面にあるようにも思う。
「電気」があるから使うっていうのではなく、普段からの節電を心がけるきっかけになればいいと思う。

まあ、そう言うのは簡単だけど、「お前からやってみろ」と言われそうだね。
もちろん自分自身も気をつけようとは思うけど、そう思うきっかけにはなってると思うよ。

ただ、「きっかけ」のためには余りにも代償が大きすぎる出来ごとであるのは確かだ。
被災者の方々の苦労を思うと本当に辛く、本当に何か出来ることはないかと思う。

これから沢山の人々の小さくてもいいから「助け」が必要だと思う。
日本人だけでも1億2千万人以上いる。 積み重ねた「助け」が大きくなるには十分な数である。
一人ひとりの力を集めて「大きな力」にして被災者に届けよう。

はやく被災者の方々の心と体が癒えますように、そう願いながら。
# by INAFKING | 2011-03-23 10:25

試される人間の力

日本が大変なことになっている。

今まで経験した事のないくらいの大事態。

阪神淡路大震災で、これ以上ひどい事態はきっと起こらないと勝手に決めつけていた。

自然の脅威はいつも人間の想像をはるかに超えている。
ちっぽけな人間がこの地球上を支配したと勘違いしていることをこうやっていつも自然が教えてくれる。

今、人間の本当の力を試されているのかもしれない。
とても辛い思いをしている被災者の方々、必死で救助をしてくれている方々、救助のために出来る限りの協力をしてくれている方々、被災地の現状を危険に身をさらしながら報道してくれているメディアの方々、外国からの救援に駆け付けてくれている方々、テレビでそれらを心配して見守っている方々。

日本のピンチに日本人全体が力を合わせなきゃいけない状態になっている。
いや、日本人という民族の問題ではなく、地球規模で世界全体の問題なのかもしれない。

幸い、自分自身は大阪という離れたところにいて、災害の直接の被害もなく、報道で知らされることしかないが、これらは映画や、ドラマ、ゲーム、CGの世界ではなく、自分たちの国、日本で起こっているまぎれもなくリアルな現実であり、ましてや過去の事ではなく現在進行形の現実である。

今もなお、助けを待つ人々や、救出のため必死の捜索をしている人々がたくさんいる。

自分に出来る事は限られているけど、なにか役にたちたいと思っている人も多いんじゃないかな?

一刻もはやくの生存者の救助と、被災者のケアが行き届きますように、ただ祈るのみです。

それから、不幸にも亡くなった方々の冥福をお祈りいたします。
# by INAFKING | 2011-03-13 15:28

人と人との繋がり

ここ数日、首の調子が悪くって、ヘルニアのせいで指先がずっと攣ってたんだ。
指が勝手に変な方向に曲がるから大変。何も出来なくなったりするんだよな。

少しマシになったかと思ったら、今日は右腕と両足が神経痛。ホント辛い。

神経って本当に大事なもんだよ。 普段意識してないけど、神経って「繋がり」なんだよな。
神経が脳と体を繋げてくれて、思った通りに体が動くんだよな。
その繋がりが絶たれたら、正常に動かないんだから大変だ。

ああ、良くなってもらいたい早く。

と、愚痴はさておき。

しかし、出会いって本当に有難いというか、大切だよな。

カプコンを退社して3カ月。
沢山の人に会ったよ。 カプコンにいたら出会えなかった人も多い。

前にも書いたかもしれないけど、あれからまた新しい人といっぱい出会った。

俺が住んでいた世界って本当に狭かったって実感するよ。
世界は広い。とてつもなく広い。

面白い人、凄い人、尊敬できる人、まだまだいっぱいいる。

もっともっといろんな人に出会って、もっともっといろんな人と仕事がしたい。

自分自身がもっともっと大きくなるチャンスがいっぱいある。

人と人との繋がりって、お金では買えないんだよな。
お金で買える繋がりがあるとすれば、それは表面的なものでしかなく、直ぐに切れる細い繋がりでしかない。
人は信じることが出来る人としか本当には繋がれない。

人を信じるってことは、相手のことも信じ、自分自身も信じてもらう関係をもつこと。

こんな簡単なことが実はかなり難しい。

カプコンを辞めて3カ月、このことを本当に実感しているよ。

今まで信じていた繋がりが「にせもの」で、繋がっていないと思っていた人が「本当の繋がり」になったりと、繋がりの不思議っていうか、人と人との関係の不思議に驚いているよ。

結局、人と人との繋がりは「似たもの」を牽き付け合わせて成り立っていくのかも知れない。

損得とか好き嫌いとかそんなレベルではなく、必要とするもの同士が牽かれ合って必然として繋がっていく。そんな感じかもしれない。

フリーになった俺は、何の障害もなく、必要としている人のもとに牽かれて行き、そして俺自身も必要とする人を引っ張っているんだと思う。

繋がりが出来てくれば、やることも見えてくる。

お互いのためにやることを精いっぱいやっていくだけ。

面白くなってきたよ。
# by INAFKING | 2011-03-01 21:24

柔よく剛を制す

子供のころに焼きついたことって、大人になっても消えないもんだよね。

小学校のころ「スーパーカーブーム」ってものがあって子供たちの間では大変な騒ぎだった。
ランボルギーニカウンタックLP500、フェラー512BB、デトマソパンテーラGTS、トヨ2000GT。

名前を覚えるのは当然、年式や排気量、生産台数まで覚えたりした。
なんだか良い時代だったな。

おじさんになった今も、あの頃の憧れに浸ったままだ。

もともと少年ジャンプに連載してた「サーキットの狼」ってマンガが火付け役となり大ブームとなったんだけど、マンガも本当に面白かった。

主人公の風吹裕矢が乗るロータスヨーロッパが公道レースで並みいるスーパースポーツカーに挑んでぶっちぎっていくという話。
後半は公道のレースではなく、サーキットを舞台とするけど、公道レースの時の方が熱かったな。

ちょっと若い人はあれれ?って思うよね。「頭文字D」と同じじゃんって思ったかな?

そう、頭文字Dの原型と言っていいかもね。
テーマが似てる。

「サーキットの狼」の主人公が駆るのは「ロータスヨーロッパスペシャル」イギリス製の車でエンジンをミッドシップに積み、前後のバランスのいい、コーナリング性能に長けた車だ。
エンジンは1600cc、126馬力。

数値だけを見ると決してスーパーカーとは呼べず、大衆車に毛が生えたレベル。 ただし、車重が700kg強と現代の軽自動車よりはるかに軽かった。

そんな非力な車が、ポルシェやフェラーリ、ランボルギーニといった大排気量の車と対等以上に張りあうところが凄かった。

「頭文字D」も同じように主人公の駆る車は通称「AE86」トヨタスプリンタートレノ。
エンジンは1600cc、130馬力、スポーツカーとしては非力な旧車で最新の高性能スポーツカーと渡り合う姿がこれまたカッコ良かった。ダウンヒルで勝負するってとこも非力さをカバーする要素になってて良かった。

おいおい、稲船、お前の車の趣味の話かよって思ってる人。 ちょっと良く読んでね、まだ話はこれから。

実は俺の好きだった子供のころに読んだマンガに今の自分を重ねてみたよ。

たった1600cc4気筒の車が、5000cc12気筒のスーパーカーに勝てる訳がない。
いや、風吹裕矢はハマの黒豹に見事に勝つんだ。 カウンタックが大破するシーンは爽快だった。

このマンガで言いたかったことは「柔よく剛を制す」小さくても大きなものに立ち向かって勝つことがある。いや、よくあるってことなんだと。

子供のころは、ただカッコいいだけでマンガ読んでたけど、テーマは深くて、だからこそ面白かったんだと気付かされた。

20年後に始まった「頭文字D」でもテーマは全く同じ。それでもとても面白いマンガになっていた。
時代が違っても永遠のテーマなんだと気付かされる。

大手ゲーム会社を辞めた俺は、1600ccもないエンジンの車かもしれない。
130馬力では500馬力オーバーのスーパースポーツカーには勝てないと思う?

違うよ。 小さくてもその軽さを利用してコーナリングで勝負してみせるよ。
思いついたことを、直ぐに始められる気軽さが俺にはある。
大きな会社ではなかなか直ぐに動けないことも多い。 確かにパワーはあるだろう。ブランド力もある。
でも、勝負はそんな単純なものではない。

三菱のゼロ戦が金満アメリカ海軍が誇るワイルドキャットに立ち向かえたのも徹底した軽量化による小回りの良さがあったからだ。

時代の流れの速い現代にこそ、この「サーキットの狼」の教えは重要なんではないかと思う。

子供のころ焼きついたことが、今役に立つ。

風吹裕矢にならって、このゲーム業界をとてつもないコーナリングスピードで駆け抜けていきたいと思う。
ただし、慌ててスタビライザーを打って壊してしまわないようにしないとね。


ちなみに俺が「サーキットの狼」で最も好きな車は、「ポルシェカレラRS」早瀬左近の乗っていたあれ。

俺の目標は小学校の時から変わっていない。いつかポルシェに乗る。
この目標がある限り、俺は頑張れるし、その夢はまだ果たしていない。

73年式、ポルシェカレラRS。 ダックテールのあの白いポルシェが俺の目標。

そのためにも、大排気量のスーパーカーを蹴散らして、ぶっちぎりで優勝していかないとね。

頑張ります。
# by INAFKING | 2011-02-15 22:29