稲船敬二(いなふね けいじ) 「ロックマン」シリーズ「鬼武者」シリーズ「デッドライジング」シリーズ等数多くのゲームを産み出してきたゲームクリエイター。
by inafking
LINK
最新の記事
あの頃のゲーム作り再び。 |
at 2014-01-28 16:55 |
100万ダウンロードという意外 |
at 2013-12-17 14:45 |
ゲームの未来は小さな力から |
at 2013-10-04 09:47 |
プロデューサーの自覚を。 |
at 2013-06-16 11:08 |
喰らえ! おっさん☆たまご |
at 2013-05-03 17:02 |
以前の記事
2014年 01月2013年 12月
2013年 10月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
カテゴリ
全体未分類
検索
その他のジャンル
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
ゲームの未来は小さな力から
全くブログ更新してなくて駄目だと思いながら放ってたよ。
先日、キックスターターっていうクラウドファンディングで立ち上げたプロジェクトの「マイティNo.9」が400万ドルという驚きの結果でゴールできたよ。
半年くらい前からいろんなジャンルのスタッフたちと入念に準備して進めてきたプロジェクト。
実は表に出ているスタッフだけではなく、親切からいろいろお手伝いしてもらってる人も多くて、ハッキリいってこのプロジェクトはビジネスを全面に出す人が1人でもいたら成り立たない。
「マイティNo.9」は、面白そう、とか、大好き、とか、力になりたい、みたいな気持ちが強い人でないと絶対に参加できない。
まあ、本来のゲーム作りは、こんな気持ちが当たり前なんだらやろうけど、今は完全に絶滅した動機なんだろうね。
日本では馴染の薄いファンドっていう資金調達。
しかもクラウドで普通のユーザーを対象にしたもの。
いくら集められるか、本当に予想出来ないものだったけど、やっぱりやって良かったよ。
もちろん集まったからもあるけど、この調達期間の一ヶ月と準備にかけた数ヶ月は、人生の中でベストに入るくらいの充実感があった。
誰のためにゲームを作るのか?
綺麗事では、みんなクリエイターはユーザーのためなんて言うが、ほとんどが嘘だ。
特に大きな会社では、ユーザーの前に立ちはだかるいろんな要素をクリアしない限りゲーム制作なんて作れないからね。
ゲーム制作の開発費高騰が、クリエイターの自由を完全に奪った。
会社としても、大きなリスクを背負う限り、迷ったり悩んだりするのは当り前、だからと言ってクリエイターを重要視し、クリエイターの才能を信じないで、ろくでもないマーケティングやヒットの傾向なんて分析重視では上手くなんていかない。
クリエイターがお金なんて興味なく、ただ作りたいって気持ちだけで作れていた頃のゲームが、世界中のゲームファンに支持され、日本のゲームが一番輝いていた。
今は、純粋な気持ちでゲームを作っている人はどのくらいいるのか?
ゲームクリエイターも大人になり、結婚もして家族を持ち、純粋な気持ちだけでは生きれなくなったのだと思う。企業の奴隷になることでしか毎月の住宅ローンを払えない現実がある。
悲しいけど、現実は厳しい。
だからと言って作りたいゲーム作りを諦めるくらいならゲームクリエイターと名のるべきではない。
ゲームオペレーターか、ゲーム会社のサラリーマンと名のるべきだ。
作りたいゲーム、それから作ったゲームをユーザーが喜び、熱狂することを夢見るべきだ。
なんだかんだ言っても、自分が作ったゲームを褒められることがゲームクリエイターの最大のエネルギーだ。
絶対に報酬だけではない。
クラウドファンディングでまた昔の純粋なゲーム作りが復活してくれればと願うよ。
大きな企業に属さないインディーのクリエイターたちは、熱い情熱でゲームを作り始めている。
そんな情熱はあるがお金がない人たちに希望を与えるクラウドファンディングは、絶対にゲームの未来を変える力をもっている。
日本でももっともっとメジャーになり、ネット中心にいろんな人の支援でゲームが作れたらって思うよ。
結局、未来を作るのは、国や企業や制度ではなく、個人個人の小さな力の集合体だと思う。
ゲームの未来はユーザー自身が握っていると自覚してもらえたら、ゲームクリエイターは戦えるから。
ユーザーの力を少しづつ貸してください。
先日、キックスターターっていうクラウドファンディングで立ち上げたプロジェクトの「マイティNo.9」が400万ドルという驚きの結果でゴールできたよ。
半年くらい前からいろんなジャンルのスタッフたちと入念に準備して進めてきたプロジェクト。
実は表に出ているスタッフだけではなく、親切からいろいろお手伝いしてもらってる人も多くて、ハッキリいってこのプロジェクトはビジネスを全面に出す人が1人でもいたら成り立たない。
「マイティNo.9」は、面白そう、とか、大好き、とか、力になりたい、みたいな気持ちが強い人でないと絶対に参加できない。
まあ、本来のゲーム作りは、こんな気持ちが当たり前なんだらやろうけど、今は完全に絶滅した動機なんだろうね。
日本では馴染の薄いファンドっていう資金調達。
しかもクラウドで普通のユーザーを対象にしたもの。
いくら集められるか、本当に予想出来ないものだったけど、やっぱりやって良かったよ。
もちろん集まったからもあるけど、この調達期間の一ヶ月と準備にかけた数ヶ月は、人生の中でベストに入るくらいの充実感があった。
誰のためにゲームを作るのか?
綺麗事では、みんなクリエイターはユーザーのためなんて言うが、ほとんどが嘘だ。
特に大きな会社では、ユーザーの前に立ちはだかるいろんな要素をクリアしない限りゲーム制作なんて作れないからね。
ゲーム制作の開発費高騰が、クリエイターの自由を完全に奪った。
会社としても、大きなリスクを背負う限り、迷ったり悩んだりするのは当り前、だからと言ってクリエイターを重要視し、クリエイターの才能を信じないで、ろくでもないマーケティングやヒットの傾向なんて分析重視では上手くなんていかない。
クリエイターがお金なんて興味なく、ただ作りたいって気持ちだけで作れていた頃のゲームが、世界中のゲームファンに支持され、日本のゲームが一番輝いていた。
今は、純粋な気持ちでゲームを作っている人はどのくらいいるのか?
ゲームクリエイターも大人になり、結婚もして家族を持ち、純粋な気持ちだけでは生きれなくなったのだと思う。企業の奴隷になることでしか毎月の住宅ローンを払えない現実がある。
悲しいけど、現実は厳しい。
だからと言って作りたいゲーム作りを諦めるくらいならゲームクリエイターと名のるべきではない。
ゲームオペレーターか、ゲーム会社のサラリーマンと名のるべきだ。
作りたいゲーム、それから作ったゲームをユーザーが喜び、熱狂することを夢見るべきだ。
なんだかんだ言っても、自分が作ったゲームを褒められることがゲームクリエイターの最大のエネルギーだ。
絶対に報酬だけではない。
クラウドファンディングでまた昔の純粋なゲーム作りが復活してくれればと願うよ。
大きな企業に属さないインディーのクリエイターたちは、熱い情熱でゲームを作り始めている。
そんな情熱はあるがお金がない人たちに希望を与えるクラウドファンディングは、絶対にゲームの未来を変える力をもっている。
日本でももっともっとメジャーになり、ネット中心にいろんな人の支援でゲームが作れたらって思うよ。
結局、未来を作るのは、国や企業や制度ではなく、個人個人の小さな力の集合体だと思う。
ゲームの未来はユーザー自身が握っていると自覚してもらえたら、ゲームクリエイターは戦えるから。
ユーザーの力を少しづつ貸してください。
by INAFKING
| 2013-10-04 09:47