稲船敬二(いなふね けいじ) 「ロックマン」シリーズ「鬼武者」シリーズ「デッドライジング」シリーズ等数多くのゲームを産み出してきたゲームクリエイター。
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講演の理由
先日、名古屋の専門学校で講演をした。
自分の会社を作ってから、学生向けの「講演」を積極的にやっている。
もちろん企業向けも何度かやっているが、学生向けがやってて楽しい。
理由は、やっぱり「目の色が違う」から。
まだ学生は自分自身が確立してなくて、将来の自分のために何かを吸収したいって気持ちがにじみ出ている。
中には「だるい、なんでこんなオッサンのつまらん話を聞かなきゃいないんだ」って顔に書いているような生徒もいないことはないが、まあそんな奴は眠っている。
「講演」するようになってから何年くらい経つだろう。
結構昔から依頼されてやっていた。
大きな企業に属していて、講演や挨拶を依頼される場合、大抵はその企業の「宣伝」を織り込んで、リクルーティングの手段として話している人が多い。
しかし、そんな話が一番つまらないといつも思っている。
どうしてそんな話にみんななってしまうんだろ?
企業である程度地位のある方は基本お忙しい。 だから「講演」や「挨拶」に時間を割くとコストパフォーマンスが悪い。 講演1時間と言っても、前後の移動時間に講演準備時間等考えると割には合わない。
それに、どんなにいろんな分野で仕事が出来る人でも、人前で話すって結構別のスキルを求められる。
そんなハードルを乗り越えて「講演」する意味って、自社のメリットがあるか?ないか?なのかもしれない。
俺は昔から、そんな考えはあまりなかった。
「講演」っていうものは、講演する側のメリットではなく、講演を聴く側のメリットがないと意味がない。 そんな風に思っている。
わざわざ時間を割いて「話してあげてる」のではなく、時間を割いて「話を聞いてあげてる」んだと思う。
だから、面白い話、ためになる話、聞いてよかった話でないと「損」をする。
いつもそんなつもりで話しているから、講演後に聴いていた人から「面白かった」と言われることがすごく大きなモチベーションとなってまたやろうって思う。
自分自身の会社になって、結構自由に時間を割り振れるようになった。
だから、「話を聞いてあげる」って人たちがいる限りは出来るだけ「話したい」って思う。
特に「吸収力のある学生」に対しては。
人と話す。 人に伝える。 人の心に訴えかける。 すごく難しい。
でも、この難しいことが「クリエイティブ」の基本なんだと思っている。
どんなに時間をかけて、お金をかけて、苦労をして作った「クリエイティブ」でも、人に伝わらなかったとしたら、それはただの「ゴミ」。
まさに「金をどぶに捨てた」ことになる。
人に上手く伝えるために出来る訓練がある。
沢山の人と直接話すこと。 直接反応を見ること。
それらをいっぱいやっていれば、作品に何かを詰めることが出来ると思っている。
一般的には「プレゼン力」と言うのかも知れないが、人に伝える能力こそがアイデア以上に「クリエイティブ」には必要なんじゃないかな?
「相手のために何かをする」ってことが「自分のために何かをする」に返ってくることが多い。
いや、世の中のほとんどのことが絶対そうだ。
そのことに気づいている人と、そうでない人の間にはとてつもなく大きな開きがあると思うよ。
稲船が講演に力をそそぐ理由。
「世の中のため、未来のクリエイターのため、そして未来の自分自身のため」
引き続き、講演を募集しています。
会社のHPに連絡ください。
自分の会社を作ってから、学生向けの「講演」を積極的にやっている。
もちろん企業向けも何度かやっているが、学生向けがやってて楽しい。
理由は、やっぱり「目の色が違う」から。
まだ学生は自分自身が確立してなくて、将来の自分のために何かを吸収したいって気持ちがにじみ出ている。
中には「だるい、なんでこんなオッサンのつまらん話を聞かなきゃいないんだ」って顔に書いているような生徒もいないことはないが、まあそんな奴は眠っている。
「講演」するようになってから何年くらい経つだろう。
結構昔から依頼されてやっていた。
大きな企業に属していて、講演や挨拶を依頼される場合、大抵はその企業の「宣伝」を織り込んで、リクルーティングの手段として話している人が多い。
しかし、そんな話が一番つまらないといつも思っている。
どうしてそんな話にみんななってしまうんだろ?
企業である程度地位のある方は基本お忙しい。 だから「講演」や「挨拶」に時間を割くとコストパフォーマンスが悪い。 講演1時間と言っても、前後の移動時間に講演準備時間等考えると割には合わない。
それに、どんなにいろんな分野で仕事が出来る人でも、人前で話すって結構別のスキルを求められる。
そんなハードルを乗り越えて「講演」する意味って、自社のメリットがあるか?ないか?なのかもしれない。
俺は昔から、そんな考えはあまりなかった。
「講演」っていうものは、講演する側のメリットではなく、講演を聴く側のメリットがないと意味がない。 そんな風に思っている。
わざわざ時間を割いて「話してあげてる」のではなく、時間を割いて「話を聞いてあげてる」んだと思う。
だから、面白い話、ためになる話、聞いてよかった話でないと「損」をする。
いつもそんなつもりで話しているから、講演後に聴いていた人から「面白かった」と言われることがすごく大きなモチベーションとなってまたやろうって思う。
自分自身の会社になって、結構自由に時間を割り振れるようになった。
だから、「話を聞いてあげる」って人たちがいる限りは出来るだけ「話したい」って思う。
特に「吸収力のある学生」に対しては。
人と話す。 人に伝える。 人の心に訴えかける。 すごく難しい。
でも、この難しいことが「クリエイティブ」の基本なんだと思っている。
どんなに時間をかけて、お金をかけて、苦労をして作った「クリエイティブ」でも、人に伝わらなかったとしたら、それはただの「ゴミ」。
まさに「金をどぶに捨てた」ことになる。
人に上手く伝えるために出来る訓練がある。
沢山の人と直接話すこと。 直接反応を見ること。
それらをいっぱいやっていれば、作品に何かを詰めることが出来ると思っている。
一般的には「プレゼン力」と言うのかも知れないが、人に伝える能力こそがアイデア以上に「クリエイティブ」には必要なんじゃないかな?
「相手のために何かをする」ってことが「自分のために何かをする」に返ってくることが多い。
いや、世の中のほとんどのことが絶対そうだ。
そのことに気づいている人と、そうでない人の間にはとてつもなく大きな開きがあると思うよ。
稲船が講演に力をそそぐ理由。
「世の中のため、未来のクリエイターのため、そして未来の自分自身のため」
引き続き、講演を募集しています。
会社のHPに連絡ください。
by INAFKING
| 2011-08-08 23:57