稲船敬二(いなふね けいじ) 「ロックマン」シリーズ「鬼武者」シリーズ「デッドライジング」シリーズ等数多くのゲームを産み出してきたゲームクリエイター。
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北風と太陽
「北風と太陽」 誰もが知っているイソップの物語だ。
子供のころは何気なくその話を聞いていたが、大人になるととても重くこの話が心に響く。
「子育て」は本当に難しい。
子供を上手く育てられたら「会社経営」なんて屁でもない。
そんな風に思うことがある。 もちろん例え話で大げさな表現ではあるが本当にそう思う。
「北風」すなわち「強制」「むりやり」
「太陽」すなわち「理解」「共感」「信頼」
どっちが良いかなんて「童話」に言われなくてもみんな分かってはいる。
でもそれが出来ないのは「難しい」から。
人に言うことを聞かせようとすると、権力を使って上から命令する方が「簡単」である。
まあ、誰にでも出来る。
しかし、それは本当に言うことを聞いているのではなく、相手は一時的に我慢して聞いているだけ。
「親子」の関係には基本的に「信頼」がついている。
それでも「子供」に言うことを聞かせることは至難の業だ。
人に言うことを聞かせようという考え方自体「間違い」なんだと気付くべきなんだよね。
「押し付け」てる本人は「押し付け」に気づいていないことが多い。
自分の方が「偉い」のだから「上司」なんで、「父親」だから。
すべてが「自己都合」
まず「会社」って他人の集まりの組織では、最低限親子関係にある「信頼」ってやつは必要。
そこを無視して「命令」ってのはね。
もちろん大きな組織だとそんな綺麗ごとばかりは言ってられないけど、少なくとも自分に近いメンバーに対してはそこは不可欠に思う。
「理解」「共感」は説明や説得がいる。 結構邪魔くさい。
子育てをしてて、子供だからと説明を省くことが多い。
親は「これはやってはいけません。」と言う。
子供は「なんで?」と聞く。
親は「とにかく、ダメなものはダメ。言うことを聞きなさい。」と逃げる。
特に2、3歳の子供だと「言ってもまだ理解出来ない」なんて勝手に決めつけることが多い。
相手が分からないからと言う理由で自分のやるべきことを放棄して逃げる。
楽な方法をとっている。 そんなことでは子供が理解出来るようになっても親は楽をとる。
これを「会社」に当てはめたら気付くことないかな?
上司からの「命令」の内容がよくわからないことあるよね?
「理由」を説明する手間を省いたり、経営の難しい問題なんでお前らに話しても解らないでしょ。
なんて思われていることがある。
そんな「北風」では全員のコートは脱がせられない。
簡単な方法や楽な方法には「解決策」なんてほとんどない。
「太陽」には、どんな暗い夜が来ても、どんなに分厚い雲に覆われていても、大雨で全く顔を出せなくても、必ず明日も太陽は昇るっていう「信頼」がある。
それに「太陽」はどんな人に対しても平等に光と温もりを注いでくれる。
だから安心してコートを脱ぐことが出来るのだと思う。
決して「暑い」から脱ぐという単純なものではない。
そんな考えでは「太陽」も「北風」も同じ種類になってしまう。
「信頼」をもって、「愛情」を注いで、「理解」を得る努力をする。
そんな「太陽」になれれば、「子育て」は少し簡単になるかもね。
「会社」っていう「子育て」も奮闘してて思ったこと。
子供のころは何気なくその話を聞いていたが、大人になるととても重くこの話が心に響く。
「子育て」は本当に難しい。
子供を上手く育てられたら「会社経営」なんて屁でもない。
そんな風に思うことがある。 もちろん例え話で大げさな表現ではあるが本当にそう思う。
「北風」すなわち「強制」「むりやり」
「太陽」すなわち「理解」「共感」「信頼」
どっちが良いかなんて「童話」に言われなくてもみんな分かってはいる。
でもそれが出来ないのは「難しい」から。
人に言うことを聞かせようとすると、権力を使って上から命令する方が「簡単」である。
まあ、誰にでも出来る。
しかし、それは本当に言うことを聞いているのではなく、相手は一時的に我慢して聞いているだけ。
「親子」の関係には基本的に「信頼」がついている。
それでも「子供」に言うことを聞かせることは至難の業だ。
人に言うことを聞かせようという考え方自体「間違い」なんだと気付くべきなんだよね。
「押し付け」てる本人は「押し付け」に気づいていないことが多い。
自分の方が「偉い」のだから「上司」なんで、「父親」だから。
すべてが「自己都合」
まず「会社」って他人の集まりの組織では、最低限親子関係にある「信頼」ってやつは必要。
そこを無視して「命令」ってのはね。
もちろん大きな組織だとそんな綺麗ごとばかりは言ってられないけど、少なくとも自分に近いメンバーに対してはそこは不可欠に思う。
「理解」「共感」は説明や説得がいる。 結構邪魔くさい。
子育てをしてて、子供だからと説明を省くことが多い。
親は「これはやってはいけません。」と言う。
子供は「なんで?」と聞く。
親は「とにかく、ダメなものはダメ。言うことを聞きなさい。」と逃げる。
特に2、3歳の子供だと「言ってもまだ理解出来ない」なんて勝手に決めつけることが多い。
相手が分からないからと言う理由で自分のやるべきことを放棄して逃げる。
楽な方法をとっている。 そんなことでは子供が理解出来るようになっても親は楽をとる。
これを「会社」に当てはめたら気付くことないかな?
上司からの「命令」の内容がよくわからないことあるよね?
「理由」を説明する手間を省いたり、経営の難しい問題なんでお前らに話しても解らないでしょ。
なんて思われていることがある。
そんな「北風」では全員のコートは脱がせられない。
簡単な方法や楽な方法には「解決策」なんてほとんどない。
「太陽」には、どんな暗い夜が来ても、どんなに分厚い雲に覆われていても、大雨で全く顔を出せなくても、必ず明日も太陽は昇るっていう「信頼」がある。
それに「太陽」はどんな人に対しても平等に光と温もりを注いでくれる。
だから安心してコートを脱ぐことが出来るのだと思う。
決して「暑い」から脱ぐという単純なものではない。
そんな考えでは「太陽」も「北風」も同じ種類になってしまう。
「信頼」をもって、「愛情」を注いで、「理解」を得る努力をする。
そんな「太陽」になれれば、「子育て」は少し簡単になるかもね。
「会社」っていう「子育て」も奮闘してて思ったこと。
by INAFKING
| 2011-05-25 11:28