稲船敬二(いなふね けいじ) 「ロックマン」シリーズ「鬼武者」シリーズ「デッドライジング」シリーズ等数多くのゲームを産み出してきたゲームクリエイター。
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ストレスとお酒
俺は酒が飲めない。 いわゆるゲコってやつだ。
飲むとどうなるか? 飲むと直ぐに頭痛にみまわれる。 あと下半身の神経痛。
一般的には飲むと気持ち良くなると聞くが、俺には毒でしかない。
お酒ってやつはコミュニケーションをとるために大変役にたってると思う。
何かあったら「飲みにいこう!」だし、楽しく宴会している分には本当にいい道具だと思う。
酒を飲む人とご飯に行くと気を遣わせてしまうのが申し訳ない。
俺が飲まない(飲めない)から相手は遠慮してあまり飲まなくなるからだ。一人ではなかなか飲みづらいんだろうね。
俺は飲むのを我慢してる訳ではないから俺には気を遣わなくていいというんだけど、そうもいかないみたいだね。 ホント申し訳ない。
でも俺も酒が飲めたらって思う時があるよ。
「稲船さんのストレス発散ってどうしてるんですか?」
たまに聞かれる。
「酒を飲んで騒いで発散します。」
言ってみたい。
会社に入って、30歳には部長って立場になってた。
まだ青臭いガキの俺が「部長」で部下が100人近くいた。
毎日もめごとがあったな。
あいつが嫌いだ、あいつとはもう仕事したくない。こんな仕事は嫌だ。
レベルの低いもめごとだったけど、解決しなきゃ先に進まない。
こんなことも部長の大事な仕事だ。
ストレスってやつはこの頃から感じ始めていた。
大きなタイトルを任されるようになると、今度は売上責任のプレッシャーが襲う。
こんなけお金かけて失敗したらどうしよう、上手くいくだろうか?
常に自分自身に暗示をかけて「絶対成功する」ってイメージでやってきた。
開発全体を任された時にはもっと大変で、自分のミスは会社が傾くことすらあると自覚しながら仕事をした。半端ないプレッシャーは想像してもらえると思う。
ここ十数年ストレスと常に戦ってきたけど、俺が頼りたい「酒」ってものは頼りにならなかった。
しかし、もし俺が酒を飲めたら、きっと飲み過ぎてたり体を壊したりしていたのかもしれない。
安易に頼れるものがないのも自分を強くするように思う。
他の業界でも凄く活躍されてる人が「あの人もお酒が飲めないよ」って良く聞く。
なんだか嬉しくなるけど、俺と同じ苦労はしてるんだろうなって思う。
ストレス発散って「お酒」だけではないのよく分かってるよ。あくまでお酒もそのひとつってだけ。
俺のストレス発散は、苦悩に立ち向かってその苦悩を苦悩と思わないことなのかもしれない。
昔、「片腕ドラゴン」って映画で、片腕を失った主人公が焼けた砂の中に何度も手を突っ込んで鍛えるシーンがあった。痛みを乗り越え鋼鉄のような腕を手にした主人公が復讐を果たす話だったような。
あれに近いのかも。
苦しければ苦しいほど、それに立ち向かってそれを乗り越える。
そうすればストレスは消える。
苦しいからって他のことで逃げたらずっとそれは乗り越えられらない。ただ一時的にごまかしただけ。
そんな荒療治で俺のストレスは撃退してきたよ。
でも、いつも新手のストレスが手をかえ品をかえ現れるから厄介だよ。
ストレスとはたぶん生きてる限り一生戦っていかなきゃいけないんだよね。
ああ、たまにはお酒みたいなもので逃げたいな正直^^ トホホ。
飲むとどうなるか? 飲むと直ぐに頭痛にみまわれる。 あと下半身の神経痛。
一般的には飲むと気持ち良くなると聞くが、俺には毒でしかない。
お酒ってやつはコミュニケーションをとるために大変役にたってると思う。
何かあったら「飲みにいこう!」だし、楽しく宴会している分には本当にいい道具だと思う。
酒を飲む人とご飯に行くと気を遣わせてしまうのが申し訳ない。
俺が飲まない(飲めない)から相手は遠慮してあまり飲まなくなるからだ。一人ではなかなか飲みづらいんだろうね。
俺は飲むのを我慢してる訳ではないから俺には気を遣わなくていいというんだけど、そうもいかないみたいだね。 ホント申し訳ない。
でも俺も酒が飲めたらって思う時があるよ。
「稲船さんのストレス発散ってどうしてるんですか?」
たまに聞かれる。
「酒を飲んで騒いで発散します。」
言ってみたい。
会社に入って、30歳には部長って立場になってた。
まだ青臭いガキの俺が「部長」で部下が100人近くいた。
毎日もめごとがあったな。
あいつが嫌いだ、あいつとはもう仕事したくない。こんな仕事は嫌だ。
レベルの低いもめごとだったけど、解決しなきゃ先に進まない。
こんなことも部長の大事な仕事だ。
ストレスってやつはこの頃から感じ始めていた。
大きなタイトルを任されるようになると、今度は売上責任のプレッシャーが襲う。
こんなけお金かけて失敗したらどうしよう、上手くいくだろうか?
常に自分自身に暗示をかけて「絶対成功する」ってイメージでやってきた。
開発全体を任された時にはもっと大変で、自分のミスは会社が傾くことすらあると自覚しながら仕事をした。半端ないプレッシャーは想像してもらえると思う。
ここ十数年ストレスと常に戦ってきたけど、俺が頼りたい「酒」ってものは頼りにならなかった。
しかし、もし俺が酒を飲めたら、きっと飲み過ぎてたり体を壊したりしていたのかもしれない。
安易に頼れるものがないのも自分を強くするように思う。
他の業界でも凄く活躍されてる人が「あの人もお酒が飲めないよ」って良く聞く。
なんだか嬉しくなるけど、俺と同じ苦労はしてるんだろうなって思う。
ストレス発散って「お酒」だけではないのよく分かってるよ。あくまでお酒もそのひとつってだけ。
俺のストレス発散は、苦悩に立ち向かってその苦悩を苦悩と思わないことなのかもしれない。
昔、「片腕ドラゴン」って映画で、片腕を失った主人公が焼けた砂の中に何度も手を突っ込んで鍛えるシーンがあった。痛みを乗り越え鋼鉄のような腕を手にした主人公が復讐を果たす話だったような。
あれに近いのかも。
苦しければ苦しいほど、それに立ち向かってそれを乗り越える。
そうすればストレスは消える。
苦しいからって他のことで逃げたらずっとそれは乗り越えられらない。ただ一時的にごまかしただけ。
そんな荒療治で俺のストレスは撃退してきたよ。
でも、いつも新手のストレスが手をかえ品をかえ現れるから厄介だよ。
ストレスとはたぶん生きてる限り一生戦っていかなきゃいけないんだよね。
ああ、たまにはお酒みたいなもので逃げたいな正直^^ トホホ。
by INAFKING
| 2010-12-02 09:34