稲船敬二(いなふね けいじ) 「ロックマン」シリーズ「鬼武者」シリーズ「デッドライジング」シリーズ等数多くのゲームを産み出してきたゲームクリエイター。


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  • 柔よく剛を制す
    [ 2011-02-15 22:29 ]
  • 頭の中の隙間
    [ 2011-02-08 22:00 ]
  • 息子が親父を超えること
    [ 2011-02-01 21:29 ]

柔よく剛を制す

子供のころに焼きついたことって、大人になっても消えないもんだよね。

小学校のころ「スーパーカーブーム」ってものがあって子供たちの間では大変な騒ぎだった。
ランボルギーニカウンタックLP500、フェラー512BB、デトマソパンテーラGTS、トヨ2000GT。

名前を覚えるのは当然、年式や排気量、生産台数まで覚えたりした。
なんだか良い時代だったな。

おじさんになった今も、あの頃の憧れに浸ったままだ。

もともと少年ジャンプに連載してた「サーキットの狼」ってマンガが火付け役となり大ブームとなったんだけど、マンガも本当に面白かった。

主人公の風吹裕矢が乗るロータスヨーロッパが公道レースで並みいるスーパースポーツカーに挑んでぶっちぎっていくという話。
後半は公道のレースではなく、サーキットを舞台とするけど、公道レースの時の方が熱かったな。

ちょっと若い人はあれれ?って思うよね。「頭文字D」と同じじゃんって思ったかな?

そう、頭文字Dの原型と言っていいかもね。
テーマが似てる。

「サーキットの狼」の主人公が駆るのは「ロータスヨーロッパスペシャル」イギリス製の車でエンジンをミッドシップに積み、前後のバランスのいい、コーナリング性能に長けた車だ。
エンジンは1600cc、126馬力。

数値だけを見ると決してスーパーカーとは呼べず、大衆車に毛が生えたレベル。 ただし、車重が700kg強と現代の軽自動車よりはるかに軽かった。

そんな非力な車が、ポルシェやフェラーリ、ランボルギーニといった大排気量の車と対等以上に張りあうところが凄かった。

「頭文字D」も同じように主人公の駆る車は通称「AE86」トヨタスプリンタートレノ。
エンジンは1600cc、130馬力、スポーツカーとしては非力な旧車で最新の高性能スポーツカーと渡り合う姿がこれまたカッコ良かった。ダウンヒルで勝負するってとこも非力さをカバーする要素になってて良かった。

おいおい、稲船、お前の車の趣味の話かよって思ってる人。 ちょっと良く読んでね、まだ話はこれから。

実は俺の好きだった子供のころに読んだマンガに今の自分を重ねてみたよ。

たった1600cc4気筒の車が、5000cc12気筒のスーパーカーに勝てる訳がない。
いや、風吹裕矢はハマの黒豹に見事に勝つんだ。 カウンタックが大破するシーンは爽快だった。

このマンガで言いたかったことは「柔よく剛を制す」小さくても大きなものに立ち向かって勝つことがある。いや、よくあるってことなんだと。

子供のころは、ただカッコいいだけでマンガ読んでたけど、テーマは深くて、だからこそ面白かったんだと気付かされた。

20年後に始まった「頭文字D」でもテーマは全く同じ。それでもとても面白いマンガになっていた。
時代が違っても永遠のテーマなんだと気付かされる。

大手ゲーム会社を辞めた俺は、1600ccもないエンジンの車かもしれない。
130馬力では500馬力オーバーのスーパースポーツカーには勝てないと思う?

違うよ。 小さくてもその軽さを利用してコーナリングで勝負してみせるよ。
思いついたことを、直ぐに始められる気軽さが俺にはある。
大きな会社ではなかなか直ぐに動けないことも多い。 確かにパワーはあるだろう。ブランド力もある。
でも、勝負はそんな単純なものではない。

三菱のゼロ戦が金満アメリカ海軍が誇るワイルドキャットに立ち向かえたのも徹底した軽量化による小回りの良さがあったからだ。

時代の流れの速い現代にこそ、この「サーキットの狼」の教えは重要なんではないかと思う。

子供のころ焼きついたことが、今役に立つ。

風吹裕矢にならって、このゲーム業界をとてつもないコーナリングスピードで駆け抜けていきたいと思う。
ただし、慌ててスタビライザーを打って壊してしまわないようにしないとね。


ちなみに俺が「サーキットの狼」で最も好きな車は、「ポルシェカレラRS」早瀬左近の乗っていたあれ。

俺の目標は小学校の時から変わっていない。いつかポルシェに乗る。
この目標がある限り、俺は頑張れるし、その夢はまだ果たしていない。

73年式、ポルシェカレラRS。 ダックテールのあの白いポルシェが俺の目標。

そのためにも、大排気量のスーパーカーを蹴散らして、ぶっちぎりで優勝していかないとね。

頑張ります。

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by INAFKING | 2011-02-15 22:29

頭の中の隙間

鳥かごから抜け出して、最近は自由に空を飛びまわっている。

あれをしなきゃ、これを片づけなきゃ、そっちもまだ終わってない。
そんな毎日から抜け出して、やりたいことのためにじっくり考え、必要な人に会って、どうすれば楽しくやり遂げられるかを考える。

まだまだこれからが忙しくなるし、トラブルにみまわれることもあるだろう。
でも、自由に空を飛んでる気分にはなれてるよ。

毎日が余裕をもったスケジュールなんで、ふとしたことでいろんなアイデアが浮かんでくる。

「ああ、こんなゲーム作りたい。こんなゲームまだ見たことがない。」

そんな風に空想しニヤニヤしてしまう。

今まで考える時間より作業をこなす時間の方が圧倒的に多かったことを実感するよ。
クリエイターを続けるには頭の中に余裕の隙間を作らなきゃ何も生まれてこないってことを忘れていたのかも知れない。

この間、あるゲームクリエイターに言われたこと。

「稲船さん、仕事は1日1つにしなよ。あとは余裕の時間。ぼーっとしなきゃ。クリエイターでしょ?」

確かにそうなんだよね。理想はそうだ。
余裕からしか生まれないものも確かにあるし、クリエイティブってそんなとこある。

まあ、1つのクリエイティブで何億、何十億と稼げるようになったら、そんな余裕の仕事をしてみるよ。
今は、以前のような鳥かごの中の生活じゃなくなっただけでも喜んでおくよ。

1日何時間かの余裕をいいクリエイティブにつなげたいと思う。


しかし、いろんなアイデア出てくるよ。本当はここでこんなゲームどう?なんて聞いてみたいくらいだよ。
まあ、そんなことしたら「クソ」の一言で切り捨てられちゃうかな^^

まあ、それはやめとくけど、いろんなアイデアはストックしておくよ。

それらがゲームになった時、感想は聞くとするか。

頭の中の隙間。

本当に大事だと思う。

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by INAFKING | 2011-02-08 22:00

息子が親父を超えること

最近、息子を見て「あれ?」と思った。

もしかして?俺より...でかい?

並んでみた。 比べてみた。 やっぱり負けてる。

とうとう親父より身長が高くなった。
いつかは越えられるだろうって思ってたけど、その時がきた。

なんか嬉しくて笑ってしまった。

15年前、息子が生まれた時のことを鮮明に思い出した。 
とっても小さなあの時の息子が、今は俺を見降ろそうとしている。

身体的にだけど、子供が親を越える時ってこんなに嬉しいものなんだ。

仕事をして、社会的にも親父を超えてくれるともっともっと嬉しく思うんだろうな。


俺にも部下がいる。 部下も子供と同じで、上司を超える時がくる。 そんな時は親子とは違うのかな?
他人だから、上司と部下はライバルでもあるんだろうね。

たくさんのことを部下に教え、自分の持っている全ての知識と経験を伝授する。
部下が真面目に学び、努力をし、そして上手く仕事をこなしていく。

自分が出来ないようなことまで出来た時、俺は素直に嬉しいって思うけど、世間ではそんな単純には済まないのかもしれない。

過去、俺は上司と揉めることが多かった。
学生にまでさかのぼっても、クラブ活動で先輩と揉めたり、本当に生意気な人間だった。

先輩というだけで偉そうにふるまう自分より下手くそな人間が嫌いだった。

今はそんなことではいけないと思えるけど、当時はそうだった。

仕事始めてからも、真剣にゲーム作りしない先輩には厳しかったな。
上司から嫌われることが普通だったし、邪魔されることも平気だった。

ある意味融通がきかない人間だった。

まあ、これは性格なんで基本的には今も変わらない俺のアイデンティティだと思う。

自分自身が大事に育てた子供(部下)が、自分を超えるって嬉しいものだと思うよ。
そんな日が来ることを心から願うし、そのために出来る限りいろんなことを教える。

子供が成長して、立派になることを楽しみながら、自分自身はその子供に負けないように努力を続ける。
子供が追いついたと思った時には、俺はもっと先を歩いているから。

立ち止って、子供の成長を見守るのではなく、走りながら子供も自分自身も成長していくことが大切だと思う。

そんな中、息子に親父が抜かれたとしたら、素直に拍手が贈れるんじゃないかな。

上司が立ち止って、部下ばかり働かせていたら、抜かれることに嫉妬するの当たり前だ。
部下の邪魔をして抜かれないようにする時間がたっぷりあるからね。
そんなことしている暇があるなら、部下に負けないように走り続けることだ。
そうすれば、抜かれた時、素直に負けを認めて、その部下を育てた自分が誇らしくなるはずだ。

子供に抜かれる喜びを知っている親は強いと思う。

息子の成長を素直に喜び、身長だけではなく俺より立派な人間に成長してほしいと思う。

俺の息子ならそれが出来るはず^^




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by INAFKING | 2011-02-01 21:29