稲船敬二(いなふね けいじ) 「ロックマン」シリーズ「鬼武者」シリーズ「デッドライジング」シリーズ等数多くのゲームを産み出してきたゲームクリエイター。


by inafking

プロフィールを見る
画像一覧

LINK









最新の記事

あの頃のゲーム作り再び。
at 2014-01-28 16:55
100万ダウンロードという意外
at 2013-12-17 14:45
ゲームの未来は小さな力から
at 2013-10-04 09:47
プロデューサーの自覚を。
at 2013-06-16 11:08
喰らえ! おっさん☆たまご
at 2013-05-03 17:02

以前の記事

2014年 01月
2013年 12月
2013年 10月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月

カテゴリ

全体
未分類

検索

その他のジャンル

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧

情熱を保て!

先日、「稲船塾」第二期が終了した。

週一回の授業で約4カ月。 塾生15人は、まあ良く頑張った。

思いつきというか、やらなくてはと思い始まった「稲船塾」だけど、すごく俺自身の勉強になってるよ。

人に教えること、人に学ぶこと、人に想いを伝えること、人に何かを与えること。
いろんなことが「稲船塾」を通じて実感出来る。

ハッキリ言って俺には、この「塾」で直接得られるリターンはない。
「お金」とか「労力」とかそんな意味でね。

でも、そんなものよりもっともっと大きな「収穫」があって、「塾」を始めて本当に良かったと思っている。

生徒たちの「真剣な目」と「希望に満ちたエネルギー」は見ている人間にしか決してわからない。
考え方は甘いし、出来ることも限られている、未熟な生徒たちだけど、彼らには「熱」があるよ。

「情熱」を燃やす力と夢と希望がある。

長くゲーム業界にいると、その「熱」を感じなくなって来る。
確かに会社に入る前には、ほぼ全員が持っていたはずなのに、2,3年もしたら大半は無くなっている。

だから「熱」を持ち続ける人は、その中では確実に浮く。

「稲船塾」の話をすると、いろんな人から苦笑を浮かべられて

「稲船さんって凄いなぁ、大変でしょ?忙しいのに。 いやぁ、僕には出来ないな。」

みたいなことを言われることが多い。

翻訳すると

「お金にもならないものに時間を使って、意味がないな。 俺なら絶対にやらない。」

こんな感じかな。

「情熱」ってお金のためにやるんじゃないんだよな。
もしお金のためなら、それは「情熱」ではなく「強欲」だと思うよ。

まあ、人それぞれの考え方があるから、みんながみんな「先生」をしろとか「情熱」を持てなんて言わないけど、「人に伝えること」を意識した方がいいかもね。

最近は情報が複雑すぎて、人から学ぶよりはインターネットに聞く方が正確って時代になってるよな。
だから、学ぶ側も教える側も「意味」ってものが希薄になっている。

本来、情報とは違い、「情熱」「心得」「信念」「想い」そんな「心」に関わることはネットだけでは教われない。

俺たちが知らなきゃいけないことの大半は「情報」ではなく、その中に隠された「意味」の部分だ。
意味を考えずに「情報」のみに囚われると

「俺は得しないことはやらない。」

なんて寂しい人間になってしまい、結局は「得」もしない。

「稲船塾」で学んだ生徒は理解したと思うが、稲船から小手先のテクニックなんて全く教えてもらっていない。
もっと大事な「心構え」について何度も何度も角度を変えながら教わったはず。

きっとこの4カ月の経験が何年か先に「大きな宝物」になって彼らに力を与えてくれると俺は信じているよ。

そして何年か先に俺自身にも「大きな光」となることも信じている。

人と関わり続けて、人に助けられ、人の人生に影響を与え、人に感謝をする。

そんな人生であり続けたいな。


「稲船塾」第三期、さっそく11月からスタートだ。
今度はどんな「熱」をもった生徒が来るか、今から楽しみで仕方がないよ。
[PR]
by INAFKING | 2012-10-25 09:55